Story | 10/05/2022 14:15:50 | 1 min 読み取り時間

UPMの木材が時間通りに配送されるよう、出荷プロセスのすべてを最新の状態に保つSteveco社

フィンランドにあるコトカ港とヘルシンキ港は、4つの製材工場から出荷されるUPMの製品を世界中に輸出する上で重要な役割を担っています。長距離配送には物流サプライヤーとの良好な連携が求められます。サプライヤーの1つであるSteveco Oy社は、UPMに運送、運輸、荷役サービスを提供しています。

「弊社は、UPMの製品が、スケジュール通りに適切な船舶でフィンランドから確実に出荷されるようにしています。現在、船舶に対する需要は高く、特にヨーロッパからアジアへの航路では高まっており、船舶はフィンランドからの貨物だけを待つことはありません。こうした理由から、新たな情報システムや新たなストラドルキャリアへの投資を行っています。これらの投資により、今では、コンテナを時間通りに適切な船舶に確実に積み込むことが可能になっています。また、どの船舶にいつコンテナを積み込む必要があるのかを細かく監視することもできます」と、Steveco社の営業担当上級副社長でありコンテナオペレーション部門マネージャーでもあるTapio Mattila氏は説明します。

「製材業は調達と生産チェーンの構築という面では特に成功しています。フィンランドでは原料が製材工場のごく近くで調達されるのが当たり前です。さらに、フィンランドからの船便は費用対効果に優れています。もちろん、海上輸送では航路の料金やアイスクラスによって費用がかかりますが、それでも他の多くの事業者と比べ費用対効果に優れています」。

洗練された一流のノウハウ

以前は積み替えによってコンテナが絶えず港へ運び込まれており、常に利用可能なコンテナがありました。そして現在では、多数のコンテナが同時に運び込まれることが多くなりました。その結果、船舶は輸出の能力を最大限に活用できるようになったのです。

「何百もの空のコンテナが一度に港へ運び込まれます。そのコンテナを倉庫へ運んで受け入れ、検査し、掃除し、修理しなくてはなりません。高い信頼性で確実な配送を行うためのプロセスを開発してきました」とTapio Mattila氏は説明します。

UPMにとっては、Steveco社の最も重要な仕事は、船が合意した時間内に出港できるようにすることです。Steveco社は約800人の従業員を雇用し、年中無休で営業しています。24時間体制で生産が行われるこの業界では不可欠なことです。新入社員は、品質、安全、環境問題、会社の運営方針について非常に厳しいトレーニングプログラムを受けます。

同社の港湾インフラと情報システムはすべて、フィンランドからの輸出に対応するためにお客様と協力して構築されています。「UPMは、弊社の大口のお客様であり、戦略パートナーの1つです。お客様と投資について議論を重ね、適切な時期に適切な課題に取り組むようにしています」とTapio Mattila氏は話します。

Steveco社はまた、継続的な能力開発とトレーニングこそがビジネスの重要な部分となるという未来のビジョンを持っています。

「今後10年で、データの効率的なやりとりを実現するために、お客様との情報システムの連携がより一層進むと考えています。そうすることでUPMにより良いサービスを提供し、UPMが取り組んでいる活動を成功に導きたいと考えています。これから10年以内には自動化がさらに進み、それに伴って品質やコスト効率は向上するでしょう」とTapio Mattila氏は考えています。

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