コルケアコスキ製材工場で、小学生が新しいHCT車を見学

Story 28.2.2018 0:00 EET

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コルケアコスキ製材工場では、ユーパヨキ小学校の生徒150人を招き、重量物運搬車の交通安全をテーマにした教育イベントを開催しました。生徒たちは、ラウマ、キュミ、カウカスにあるUPM工場にユーパヨキから木材チップを運ぶために導入されたAki Sammalistoの新しいHCT車も見学しました。

 

今年1月、コルケアコスキ製材工場では、ユーパヨキ小学校の生徒150人を招き、イベントを開催しました。このイベントは、重量物運搬車の交通安全と新しいHCT連結車両の紹介を中心に進められました。ユーパヨキ小学校はコルケアコスキ製材工場に近いため、生徒や近隣のコミュニティが安全関連のトレーニングを受けることが不可欠です。生徒たちは複数のグループに分かれて製材工場を見学。Aki Sammalistoの全長30 mの新しいHCT車を見学する機会を持ちました。特に生徒たちの興味を引いたのはキャブです。キャブの内部も覗くこともでき、見学を楽しんでいました。

2台目となるKoneurakointi Aki Sammalisto Oyの新しい木材チップ運搬用HCTトラックは、ちょうどこの日に稼働を開始しました。積載可能重量は91 トンで、ラウマ、キュミ、カウカスの各UPM工場に木材チップを輸送します。このルートは、Finnish Transport Safety Agency(Trafi)の特別許可のもと、2017年7月に木材チップの輸送を開始したAki Sammalistoの84 トンHCT車が使っているルートと同じです。

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効率的で環境に優しい

「昨年に木材チップの輸送を開始したHCT連結車は、効率的で安全に走行します。この3台の連結車で、木材チップがすでに2800回以上輸送されました。この車両の効率性は、他と比較してみると明らかです。通常の連結車で同じ量の木材チップを輸送すると、稼働回数を約1200回増やす必要があると見込まれます」と、UPMで物流を担当するJanne Kukkuraは語ります。

HCT車の連結は、Metsäteho Oyが行っている研究の1つです。この研究では、HCT車の連結について調査し、その機能や差異を注視しています。「Aki Sammalistoの新しいHCT車連結で、重要な研究対象の車両が追加されました。この研究の目的は、現在のものよりも安全で環境に優しく、効率的な連結車を実現することです」と、Janne Kukkuraは言います。

Koneurakointi SammalistoのHCT連結車は、UPMの受託会社にとって5台目となるHCT連結車です。2017年には木材チップの輸送用に2台の連結車が稼働を開始。Kuljetusliike Kalevi Huhtala運送会社のHCT連結車がポリのセイク製材工場からラウマのUPM工場への輸送を始め、Koneurakointi Aki Sammalistoの初のHCT連結車がユーパヨキからラウマ、キュミ、カウカスまで木材チップの輸送を始めました。