UPMTimber

製材業で40年の実績

製材業で40年の実績

比類ない業界経験と知識を有するUPMのMatti J.Leinonenは、来年夏に輝かしいキャリアに幕を引き、UPMの次世代を担う新進のスーパースターにバトンを渡します。

これには、あらゆる側面で初の試みが伴います。Matti J.Leinonenは、20歳まで地方で過ごし、林業を学ぶためにヘルシンキにやってきました。首都に来るのはその時が初めてでした。1976年9月のことでした。4年が過ぎ、Mattiは次の初航海に繰り出します。UPM Kaukasに就職して、飛行機でフィンランド東部の都市ラッペーンラッタに行き、初のプロ契約に署名しました。当時の就職とは、そのようなものでした。

それから39年が過ぎ、UPM Timberのサプライチェーン担当マネージャーとなったMattiは、来年夏の退職に備えて準備を進めています。彼は次のように当時を振り返ります。「飛行機に乗ったのはあの時が初めてでした。空港では、会社の黒塗りのリムジンが待機しており、それに乗って工場へと行きました。そこで、私はマーケティングアシスタントというすてきな肩書を得ました」と、彼は思い出します。

Mattiの向かい側に座っているのは、キャリアのスタートラインに立ったばかりの人です。スウェーデン・ウーメオーとフィンランド・ユバスキュラで教育を受けたEssi Parviainenにとって、林業は第一希望ではありませんでした。実際のところ、友人からUPM Graduate Programmeの事を聞き、応募しました。そして、600名の応募者から選ばれた14人の1人として採用されました。

「応募については、ほとんど誰にも話していませんでした。UPMはエンジニア優先という印象があったため、自分が選ばれるチャンスはほとんどないと思っていました。それでも、プログラムのステップを進むにつれ、興奮とやる気が大きくなりました。あの電話連絡は一生忘れないと思います。それは現在の上司からでした。緊張で口がカラカラでしたが、うれしいニュースでした。2017年3月のことです」と、彼女は振り返ります。 

 

振り返る時間

Mattiはキャリアを通じて、かつてない規模で近代化が進む様子を体験しました。「就職直後には、オファーを手書きで作成して、それを筆耕し、テレックスで送信しました。予定表も紙を使い、営業担当者は各自予定を赤と青の鉛筆で書き込みました。現在は、このすべてがデジタル化され、どこにいても利用できるようになりました。現在の慣行が良いかどうかは、個人個人が判断することです」と、彼は思いを巡らします。

長年にわたって、Mattiはさまざまな地域を訪れ、さまざまな文化を体験しました。1980年代より、木材市場はヨーロッパから中東へと拡大していきました。21世紀に入る頃、UPMはアジアへと進出し、Mattiのチームは歩兵として最前線で活躍しました。初めは日本へ進出し、それから約10年後、中国へと進出しました。

「すべては信頼の構築から始まります。毎晩のように、乾杯を繰り返しました。当初、名刺の職位による序列と身分の高低が面白く、奇妙に感じました。しかし、この様なしきたりの重要性は決して過小評価できません」と、Mattiは言います。

 

事業での協力

「Mattiは、歩く情報バンクと評判でした。最初に会った時、彼の豊富な知識に驚かされました。私は、営業計画をフォローアップして、トウヒとマツの違いを理解しようとしました。Mattiは、製材品の等級に関する知識に基いて、材木がどのように切断されるのか、挽材がどこで販売され、どのような最終製品に使われるのかを説明してくれました。彼の半分でも知識があればとうらやましく思ったものです」と、Essiは微笑みます。

Essiに製品に関する詳細な知識と情報を提供することは、2人が2020年春に実施予定の課題の1つです。  EssiはMattiの直接の後継者ではありませんが、製材工場の運用と提供する製品など、生産工程の理解にMattiの知識と情報は不可欠です。

2人の合同スケジュールには、クライアントとパートナーの訪問も含まれています。現地の状況を直接見て、実際に文化の特徴を感じることが重要だからです。また、現在の市場の状況だけでなく、将来の市場の動向に応じて業務や時間をを調整する方法など、大局的な見地にも特に重点を置いています。

「重要なのは、今後の需要予測です。2人で協力して、さまざまな市場、顧客、特徴を検討していきます。この作業を通じて、包括的な計画を作成しておけば、サイクルに変動があっても、顧客との約束を履行して、UPM Timberの収益を確保することができます」と、Mattiは説明します。

若い社員たちの参考のために、UPMでのキャリアを総括するよう依頼すると、Mattiはしばらく考えて、次のように答えました。「会社からの高い期待と要望はあるが、自由に実行できる。意欲があり、プロフェッショナルな同僚たちがいる。以上、私がUPMへ入社する人たちに約束できる事です。」

:Pekka Vänttinen
写真:Annika Vesterinen