さまざまな垣根を越えた40年にわたる長期的な提携関係

Story 13.8.2018 11:00 EEST

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会社同士の長期的な提携関係は、発展の新たな機会を生み、両社の業務に付加価値をもたらします。UPM Timberの業務はお客様との長期的な提携関係を基盤としています。この提携関係により、当社はお客様のビジネスの継続的発展をお手伝いしています。

製材輸入業者であるBrotim – Marketing (1984) LtdとUPMの長期的な提携関係の始まりは、両社が現在とは異なる社名で経営していた1970年代半ばまで遡ります。2社間の長年にわたる提携関係は、その規模を拡大しながら、より強固なものへと発展してきました。今日、UPMはBrotim社にとって最大のフィンランド製材サプライヤーへと成長し、同社がフィンランドから輸入する製材の約60 %が、UPMの製材所から納入されたものです。

安定した品質の製品を確実に納入するUPMは、Brotim社にとって最善の選択肢となっています。「いつでも率直に話し合えること、そして一流の顧客サービスを受けられることは、日常業務において大きな強みとなります。これは、私がUPMとの提携関係を最も重視する理由の1つです。また、UPMの製材製品の安定した品質や適切な仕様、そしてスムーズでタイムリーな納入も、当社のビジネスに欠かせない要素です」と、Brotim社のオーナーであるZvika Ben-zvi氏は語っています。

提携関係の中核を成す顧客訪問

効果的な提携関係を築く上では、顧客訪問が重要な役割を果たします。「Brotim社のような家族経営企業の場合、率直な話し合いを行い、お互いのビジネスについて深く知ることが、提携関係を築く上で重要な要素となります。そのため、ここでは顧客訪問が重要な役割を果たします。Brotim社はフィンランドの当社工場に頻繁に来訪し、当社もイスラエルにあるBrotim社を訪れています。Brotim社にはいつも、歓迎の意を示すフィンランドの国旗が掲げられています」と、Brotim社を担当するJarkko Pulkkinenは語ります。

Brotim社のオーナー、Zvikaは頻繁にフィンランドを訪れているため、この国が第2の故郷のように感じていると言います。Zvikaは6月に、今年3回目となるUPMへの訪問を果たしました。

Zvikaがセイク製材工場を訪れたとき、サプライズが用意されていました。長年にわたる提携関係と、Zvikaの70歳の誕生日を祝って、植樹イベントが催されたのです。Brotim社のオーナーは、UPM Joroinenの苗木畑で育ったスプルースの苗木をセイク製材工場の庭に植樹しました。

このスプルースは、両社の充実した提携関係を称え、これからも次世代へ良い関係性が受け継がれるよう願いをこめて植樹され、ここで成長します。「UPM社の皆さんが私の誕生日を祝福してくれました。このすばらしい機会は、私にとってはまったくのサプライズでした。提携関係がこのような形で認められ、感謝申し上げます。小さなスプルースの苗木はたくましい木に成長し、私たちのビジネスとともに次の世代へと受け継がれていくことを誇りに思っています」と、Zvika氏は語りました。

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セイク製材工場に自身のスプルースを植樹するZvika Ben-zvi氏。写真:(左から右に)Jarkko PulkkinenMatti NordbergZvika Ben-zviMikko HyvärinenTommi Marjanen(敬称略)

さまざまな垣根を越えた提携関係

長年にわたる提携関係は、さまざまな垣根を越えて、同じオーナーの他の企業でも深められています。昨春、Brotim社の子会社がイスラエル北部に新しい物流センターを開設し、200人を超える人々がオープニングイベントに招待されました。イスラエルの大臣のほか、UPM Timberのセールスダイレクター兼営業担当のJarkko Pulkkinenが名誉ゲストとして招かれました。このイベントで、Jarkkoは光栄にも2社の充実した提携関係についてスピーチする機会を得ました。

Zvika氏によると、UPM Timberは共に将来を計画し、ビジネスを発展させることが可能な、信頼できるパートナーだということです。「私たちは単なるパートナーではありません。常に協力しながら新たなビジネスを創出し、将来を計画しています。力を合わせて新たな製品を開発し、輸送のビジネス機会を開拓しています。同社との関係は、これから長きにわたり、ビジネスにおける既存の活動を発展させていくのにうってつけの提携関係であると言えます」とZvika氏は語っています。

 

Brotim – Marketing (1984) Ltdは、イスラエル最大の製材輸入業者の1つです。家族経営企業である同社は、製材を主にフィンランドから輸入しており、針葉樹の製材を中心に扱っています。Brotim社は、同一オーナーが所有し、さまざまな活動を行っている企業グループの一部です。同社の顧客は、主に小売業者です(イスラエル最大の製材小売業者である同社の子会社の1つなど)。